- さんたい
- I
さんたい【三体】(1)三つの形体・物体。
「~のミイラ」
(2)真書・行書・草書の三つの書体。(3)歌の三つの風体。 求韻・査体・雑体。(4)能楽で, 物まねの基本としての老体・女体・軍体。IIさんたい【三台】(1)星の名。 古代中国の天文学で, 紫微星の周囲にある上台・中台・下台の三つの星。(2)太政大臣・左大臣・右大臣の総称。 三公。III「重盛いやしくも九卿に列して~にのぼる/平家 3」
さんたい【三態】物質の固体・液体・気体の三つの状態。IVさんたい【三諦】〔「さんだい」とも〕〔仏〕 天台宗の根本教義の一。 空・仮・中の三つの真理。 すなわち, この世の事物はすべて実体ではないとする空諦, すべて縁起によって生じた現象であるとする仮諦, すべては空・仮を超えた絶対的真実であるとする中諦の総称。 三諦は孤立して成立するのではなく, 同時に一つの真理として成立するもので, それを三諦円融という。 空仮中。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.